肩の痛みを我慢して練習を続けるとどうなる?|スポーツ愛好者が知っておくべき回復の落とし穴
「肩が痛いけど、試合が近いから練習は休めない」
スポーツをしている方なら、一度はそんな葛藤を経験したことがあるのではないでしょうか。
調布市・国領駅周辺の三華堂にも、野球やテニス、水泳、バドミントンなど肩を酷使する競技を続けている方がよく来院されます。
その中には、痛みがあっても「休むと感覚が鈍る」「チームに迷惑がかかる」といった理由から練習を続け、結果的に回復までの道のりが長引いてしまった方も少なくありません。
肩の痛みは、単なる筋肉疲労から始まることもありますが、炎症や損傷がある状態でスポーツを続けると治りにくくなるのが現実です。
我慢して続けることは、一時的にはプレーを可能にしても、長期的には競技生活を縮めるリスクをはらんでいます。
この記事では、肩の痛みを抱えたままスポーツを続けることのリスクと、休止を判断すべきサイン、そして安全に競技復帰するための流れを解説します。
「どうしても休めない」と思っている方こそ、ぜひ最後までご覧ください。
肩の痛みが出る代表的なスポーツ障害
スポーツによる肩の痛みは、単なる筋肉疲労から始まることもありますが、多くの場合は特定の動作の繰り返しによる組織の炎症や損傷が関係しています。特に肩関節は可動域が広く、構造的に不安定なため、過度の負荷がかかりやすい部位です。
五十肩(肩関節周囲炎)
中高年の方に多い症状ですが、スポーツによる繰り返し動作で発症することもあります。炎症期に無理をすると可動域制限(拘縮)が進み、回復が長引きます。
腱板損傷
野球やテニスなどのオーバーヘッド動作(腕を頭上に上げる動き)が多い競技で発生しやすい障害です。断裂の程度によっては手術が必要になる場合もあり、早期発見と安静が重要です。
インピンジメント症候群
肩の骨と腱板の間で腱が挟まれることで炎症が起こる状態。スマッシュやサーブ、投球などで腕を繰り返し大きく振り上げる動作が原因になります。放置すると腱板損傷に進行することがあります。
上腕二頭筋長頭腱炎
投球や水泳でのストロークなど、肩前面を酷使する動作で炎症が生じます。初期は軽い違和感から始まりますが、悪化すると日常動作にも支障が出ます。
こうした障害は**「少し痛いけど動ける」**段階で練習を続けてしまいがちです。しかし、この時期こそ安静や施術を行わないと、炎症が慢性化し、治療期間が何倍にも延びてしまうケースが多く見られます。
夜間痛や関連痛の特徴と対策
→ 夜寝られないほどの肩痛とその背景、対処法
競技を続けながら治すことのリスク
肩の痛みがあっても「まだ動けるから」と練習や試合を続けてしまう――。
この判断が、実は回復を遠ざける最大の要因になることがあります。
炎症が長引く
炎症は体が「修復作業をしているサイン」です。
この時期に同じ動作を繰り返すと、修復途中の組織が再び傷つき、炎症が慢性化します。結果として治癒までの期間が数倍に延びることもあります。
代償動作による二次障害
痛みをかばってフォームが崩れると、肩以外の部位(肘・腰・首など)に負担が集中します。
野球選手が肩をかばって肘を痛めたり、テニスプレーヤーが腰を痛めたりするのは典型的な例です。
パフォーマンスの低下
我慢して動かすうちに、可動域制限や筋力低下が進行します。
痛みが取れてからも元の動きに戻すまで時間がかかり、結果的に試合や練習復帰が大幅に遅れます。
メンタル面への悪影響
慢性的な痛みは集中力やモチベーションを奪い、競技への意欲を低下させます。
「もう全力でできないのでは…」という不安が、復帰後のパフォーマンスにも影響します。
結論:
短期的には「休まないほうがいい」と思えても、長期的には早く休んだほうが早く復帰できるケースがほとんどです。
調布市や京王線沿線の来院者でも「1週間休んで治療したら、結果的に1か月早く復帰できた」という例は珍しくありません。
そのストレッチ、本当に大丈夫?五十肩を悪化させる自己流ケアと正しい対処法
→ 自己流ケアで悪化するリスクと安全な方法を解説
トレーニングに依存している人は特に注意
肩を痛めても「少し我慢すれば大丈夫」「痛みは気合で乗り越えられる」と考える方の中には、トレーニングそのものが生活の中心になっているケースが少なくありません。
特にジム通いや筋トレ、スポーツクラブ活動が習慣化している人ほど、「休む=後退」と感じてしまい、痛みを抱えたまま続ける傾向が強まります。
しかし、炎症や損傷がある状態で負荷をかけ続けると、筋力は一時的に維持できても関節や腱の回復は確実に遅れます。
さらに、かばう動作によってフォームが崩れ、別の部位を痛める「連鎖的なケガ」も起こりやすくなります。
三華堂でも、調布市や京王線沿線のスポーツ愛好者で**「2週間だけ休んでいれば数か月早く治ったはず」**という事例を多く見てきました。
継続は力なり――それは健康な体があってこそ成り立つ言葉です。
一度休む勇気こそが、長くトレーニングを続けるための最短ルートになることを忘れないでください。
安全に競技復帰するための流れ
肩を痛めてしまった後に最も大切なのは、**「焦らず段階を踏むこと」**です。
痛みが軽くなったからといってすぐに全力の練習や試合に戻ると、再発や悪化のリスクが高まります。ここでは三華堂での臨床経験をもとに、安全に競技へ復帰するためのステップをご紹介します。
日本整形外科学会|肩関節疾患(スポーツ障害を含む)
→ 肩関節の構造、代表的な疾患、治療法についての総合解説。基礎知識として信頼性が高い。
1. 炎症を抑える(急性期)
痛みや腫れが強い間は安静が最優先
冷えすぎないよう保温しつつ、必要に応じて施術やアイシングで炎症をコントロール
夜間痛がある場合は、就寝姿勢を工夫して負担を軽減
2. 可動域の回復(拘縮予防期)
痛みが落ち着き始めたら、軽い可動域運動で関節の固まりを防ぐ
肩だけでなく、肩甲骨・背中・胸・首の柔軟性も整える
この段階ではまだ負荷をかけすぎず、動きの質を意識する
3. 筋力と安定性の強化(回復期)
軽い筋トレやチューブ運動で肩周りの筋肉を徐々に強化
体幹や下半身も合わせて鍛え、肩の動きを支える全身のバランスを整える
スポーツ特有の動作を軽い負荷で練習し、フォームを安定させる
4. 競技動作への段階的復帰
軽いフォーム練習 → 部分的な参加 → 全体練習 → 試合形式
痛みや違和感がぶり返したら一段階戻して再調整
復帰後もケアを継続し、再発予防を意識する
ポイント
調布市や京王線沿線から通う選手の中でも、「回復を急いで再発」するケースは珍しくありません。
痛みが消えてからも1〜2週間は段階的復帰の期間を設けることが、長く競技を続けるための鉄則です。
回復を早める人・長引かせる人の違い|五十肩編
→ 回復スピードを左右する習慣と行動パターン
まとめ|我慢せず休む勇気が、復帰への最短ルート
スポーツを続ける人にとって、練習や試合を休む決断は勇気がいります。
特にトレーニングが生活の一部になっている方にとっては、「休む=後退」と感じるかもしれません。
しかし、肩の痛みを抱えたまま競技を続けることは、結果的に回復を遠ざけ、競技生活そのものを短くしてしまう可能性があります。
炎症期に無理をすれば、その場しのぎで乗り切れても、あとから長期離脱を余儀なくされることは珍しくありません。
痛みを感じたら、まずは競技から距離を置き、適切な施術やケアで回復の土台を作る。
それが、最も早く、そして長く競技を楽しむための唯一の近道です。
調布市や京王線沿線から来院されるスポーツ愛好者の方々の中にも、「早く休めばもっと早く戻れたのに」という声は多くあります。
だからこそ、今の自分の体と向き合い、休む勇気を持ってください。
その決断が、未来のあなたのパフォーマンスを守ります。
TEL 042-481-0616

