雨の日に胃が重い・食欲がない…その不調、気圧と自律神経が関係しているかも?|鍼灸で整える胃のケア法
📝 目次
はじめに|雨の日に感じる“胃の不調”の正体とは?
─「胃が重い」「食欲がない」そんな症状の背景にある気象変化の影響を解説します。雨の日にあらわれやすい胃腸の不調とは?
─ 食後の胃の重さ、吐き気、食欲不振、冷え感…よくある症状を具体的に紹介。気圧と自律神経の関係性|胃の動きは自律神経でコントロールされている
─ 副交感神経の過剰反応が引き起こす胃の働きの乱れとは?鍼灸でのアプローチ|胃の動きと自律神経を整える施術とは?
─ 鍼灸がなぜ胃痛に効くのか?三華堂での具体的な施術内容を解説。実際の施術例をご紹介
─ 胃カメラで異常なしと診断された方が、鍼灸で回復した症例を紹介します。自宅でできるセルフケアのポイント
─ 食事の工夫や入浴のすすめ、胃腸を整える生活習慣をわかりやすく解説。まとめ|「なんとなくの胃の不調」には鍼灸がやさしく寄り添います
─ 我慢せず相談を。三華堂の施術とセルフケアで、つらい胃の不調を改善しましょう。
雨の日に感じる“胃の不調”の正体とは?
こんにちは、三華堂の早川です。
「最近、雨の日になると胃が重たい気がする…」「なぜか食欲がわかない」
そんな不調、感じたことはありませんか?
実はこのような胃の不快感、気象の変化、特に“低気圧”が関係している可能性があります。
気付くと胃痛が長く続いていた、雨の日の胃痛が酷くなり動けなくなる、等感じている方は多くいます。
今回は、雨の日に悪化しやすい「胃の不調」や「食欲不振」のメカニズムと、それに対する鍼灸のアプローチ、そしてご自宅でできるセルフケアまで、わかりやすくご紹介していきます。
雨の日にあらわれやすい胃腸の不調とは?
雨が近づくと、なんとなく胃の不調を感じるという方は意外と多いものです。
例えば以下のような症状はありませんか?
食後すぐに胃が重たくなる
胃がムカムカして吐き気がする
食欲がわかず、1日中だるい
胃が冷えているような感覚がある
雨の日に多く見られる4つの胃の不調――「胃の重たさ」「ムカムカとした吐き気」「食欲の低下」「胃が冷えるような感覚」――が図解でわかりやすく紹介されています
これは、いわゆる“雨の日の胃腸症状あるある”。
不調が出ると、日常生活にも大きく支障が出てしまいますよね。
気圧と自律神経の関係性|胃の動きは自律神経でコントロールされている
雨の日とは、気圧が下がっている「低気圧」の状態。
この低気圧は、私たちの体の“自律神経”に大きな影響を与えます。
特に、
副交感神経が過剰に働いてしまうことで、胃腸の動きに異常が出やすくなるのです。
自律神経が乱れるとどうなるのか?
胃の運動機能が低下し、消化が遅れる
- 食べ物を消化するリズムが崩れ、消化不良など発生
胃の壁に緊張が生じて、張るような痛みが出る
消化されなかった食べ物が腸に残り、ガスや張りが発生する
- ガスが発生すると内側から圧迫されて膨満感が出たり、胃壁の緊張が持続的になるといつまでも続くしつこい胃痛になる
消化器官をつかさどる自律神経が乱れると、こうした誤作動が胃腸に生じて、お腹の不快感を生むこともあります。
鍼灸でのアプローチ|胃の動きと自律神経を整える施術とは?
三華堂では、雨の日の胃痛や食欲不振に対して、以下のような施術を行っています。
鍼灸で刺激するポイント
腹部のツボ(中脘、上関など)
→ 胃の緊張を和らげ、消化機能を助けます。背中の胃腸関連の経穴(脾兪、胃兪など)
→ 背部から内臓への神経を穏やかに整えます。手足の経絡(足三里、内関など)
→ 気の巡りを良くし、自律神経の調整をサポートします。
また、自宅で治療をしたい方はお灸との併用もおすすめです。
お灸で温めながら胃腸機能を整え、体全体を内側から支える施術が可能です。
実際の施術例をご紹介
ある患者様は、数か月にわたって胃の痛みに悩まされていました。
消化器内科で検査を受け、胃カメラでは「軽い胃炎」程度で特に異常なしとの診断。
胃痛の大部分の人は不安から胃カメラを飲むのですが、大体異常がありません。
しかし、雨の前や曇りの日になると決まって「きりきりとした胃痛」が起きるのです。
※胃の中や食道に問題がない事が確認できた状態で、鍼灸を受ける事をお勧めします。
こうしたケースでは、自律神経の乱れと気圧の影響による胃の過敏が疑われます。
この方には、週1回の鍼灸施術を2〜3ヶ月継続していただき、
胃の痛みは徐々に軽減、現在ではほとんど症状が出なくなっています。
胃痛に悩む多くの方が、「病院では異常がない」と言われたあとに鍼灸に来られます。
その場合は、鍼で経絡と筋肉、気の流れを整えることで症状がやわらいでいくことが多いのです。
自宅でできるセルフケアのポイント
施術と並行して、ご自身でできるセルフケアも大切です。
1. 不規則な食生活を避ける
夜中や夕方に感触をしているケースもあります。食事機会が増える事で胃腸への負担が増えて胃痛につながるケースもあります。
夜中の間食や暴飲暴食は胃腸の負担になりますので、時間を決めて食事をとりましょう。
2. 消化にやさしい食事を心がける
刺激物(辛いもの、甘すぎるもの)は控えめに。
仕事のストレスで沢山の甘い物や辛い物を食べている人もいますのでそういう場合はまず食べる事を減らすのも大事です。
少量ずつ、ゆっくり食べることを意識しましょう。
3. 気圧が低い日は無理をしない
施術をしていても気圧変化にすぐ対応できるわけではありません。
痛い日は無理せず、いずれ楽になると考えていただきゆっくり過ごされることが大事です。
「痛い時は無理しない」ことが何より大切。
体がつらい日は、しっかり休む勇気を持ちましょう。
4. 毎日の入浴で副交感神経を整える
シャワーの人が多い昨今、日本人にとって大事なのは入浴という習慣です。入浴をする事で体の緊張をほぐし治療を速めてくれます。
シャワーだけではなく、湯船に15分ほど浸かる習慣を。
血行が良くなり、胃の働きも回復しやすくなります。
まとめ|「なんとなくの胃の不調」には鍼灸がやさしく寄り添います
「ただの体調不良かも」と思っていた不調が、実は気圧や自律神経の乱れだった――
そんなケースは実際にたくさんあります。
鍼灸は、そうした**“なんとなくの不調”に働きかけるのが得意**な施術です。
調布市国領町の三華堂では、季節や気圧の変化に伴う症状にも対応しています。
もし、雨の日になると決まって胃の不調を感じるようであれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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