風邪を引いた時のおすすめ漢方薬【桂枝湯】

風邪を引いた時のおすすめ漢方 桂枝湯

こんにちわ、秋があったのかなかったのかわからない年でした。もうすっかり冬の空気。

街を歩けば咳をしている人がかなりたくさんいますよね。

風邪の季節になったなと実感致します。

今日は風邪の引き始めに使えそうな漢方薬をお伝えいたします。

風邪の引き始めには【葛根湯】だが、気を付けないといけない事

風邪の引き始めには葛根湯、というくらい世間の間では葛根湯が有名です。

何故葛根湯がこんなに押されたのかは不明ですが、確かに風邪といえば葛根湯というのは漢方の世界でもデフォルトのようです
しかし、全て葛根湯でいいのか、というとそうではありません。

葛根湯を処方する人は、汗が出ていなくて悪寒や発熱、そして背中などのこわばりが強く出ている人、です。

そして一番大切な部分がありまして、それが【体力がある人】です。

そもそも葛根湯は、風邪が血脈まで入ってしまった結果、血に熱をもってしまうけども、風邪の緊張で表皮が締め付けられて 熱も皮膚の下に籠って 、汗も出なくなっている人に出す漢方です。

だから葛根湯を使って緊張した血脈と表皮を開いて沢山汗を出して、風邪により発生している熱を体外に出すというような働きを狙っているわけです。

汗を大量に出して、排熱をするには体力がある程度しっかりしていないと耐えられません。

だから風邪を引いても葛根湯を飲む場合は、ある程度体力がある人でないと葛根湯は体力を消耗してばててしまう、ある意味劇薬になってしまうのです

体力が中程度でも使える漢方が【桂枝湯】

そこで体力にそれほど余裕がない人でも使える漢方が桂枝湯です。
桂枝湯は、ややじめっとした汗を出している風邪の初期に使える漢方です。

その他肩の張りや、発熱、等が合わせてある時が使い時。

桂枝湯は、じめッとした汗が出ている体の表皮を開いてもう少し汗を出して、蒸れた皮膚をならして緊張して弱った表皮の力を回復させ、風邪により籠った熱を排熱させるような漢方です。

葛根湯と同じように汗を出させることには変わりないのですが、血脈を開く薬剤ではないので発汗の強制力がもう少し自然です。

なので体力の消耗が薄いので体力がそれほどなくても耐えられます。

漢方は使い方を気を付けないと毒にも薬にもなる

と言う事で、風邪の初期で体力が旺盛ではない人には桂枝湯という選択肢もある事をお伝えいたしました。
他にも食欲が出ない人や、鼻水が酷い人など、他の症状の風邪に使える漢方は沢山あるので、都度自分の状態に合わせた漢方を選択して飲んでみるといいでしょう。

皆様風邪には気を付けてお過ごしください!


三華堂鍼灸整骨院をご利用のお客様、ならびにWEBをご閲覧していただいてるお客様いつもありがとうございます。
初めての方も、お客様のお悩みに合わせて施術していきます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
【三華堂鍼灸整骨院】調布のおすすめ鍼灸・人気整骨院・腰痛・肩こり・マッサージ・整体・骨盤矯正・仙川・国領・東京ならおまかせ!